これからの時代は、ごく普通のご家族がFPのサポートを必要としています
ここでは、ファイナンシャル・プランナー(FP)の、仕事の将来性について解説します。 そのためにはまず、FPのアドバイスを必要としているお客様が、一体どのような層な人たちであるかを見ておくことが大事です。FPに相談を頼む人といえば、不動産を運用して家賃収入を計画している方や、もうすでに老後の生活設計まで具体的に考えることができるような方など、どちらかといえば裕福な層な人々をイメージしている人が多いかもしれません。
しかし、決してそんなことはないのです。 たしかに、多少なりとも景気が上向き加減の時はそうだったのかもしれません。 資産の運用は、どちらかといえばお金持ちが考えることであったと思います。
これからの時代はちがいます。 「FPの仕事」でもお話ししましたが、いまは景気の動向が見えにくい世の中です。 定年までがんばって会社に勤めていれば、だんだんと収入が増えていく時代ではありません。
でも、黙っていても人は毎年齢を重ねていきますし、可愛いお子さんもどんどん大きくなっていきます。 子どもの教育費や夫婦の老後の備えは、お子さんをお持ちのご家族なら、すべての人が避けては通れない大事な問題なのです。
ですから「家計のやりくり対策」は、どんなご家族にもこれまで以上に大事な事柄になっていきます。 大事な子供には、できるだけ良い教育を受けさせてあげたいのが親心です。 そういう観点からしますと、ファイナンシャル・プランナー(FP)のニーズは、今後ますます増えていくと見てよいでしょう。
ファイナンシャル・プランナーの仕事は、不動産購入や国債への投資など、決して大きな仕事ばかりではありません。 たとえばごく普通の年収のサラリーマンでも、「生命保険」に加入している人はたくさんいます。 また、マイカーを所有しているご家族であれば、おそらく「損害保険」にも入っているはずです。
こうした金融商品は、保険業界の各社が「顧客の争奪合戦」を行っているために、そのサービス内容が毎年のように変わり、品質も向上しています。 その反対に多くの人々にとって保険というのは、一旦加入すると、あとは同じ契約料金を払い続けているだけであることが少なくありません。
しかし、保険の見直しをすることで、いままでよりも安い掛け金で、いままでと同様の治療・入院保障を受けられるケースはたくさんあるのです。
たとえばそのよう保険の見直しをお薦めすことも、ファイナンシャル・プランナーの大切な仕事のひとつです。 家計を見直すことでセーブできた出費で、「こども積立」を始めるなどのアドバイスをするのです。 子供の大学進学やマイホームの購入…。 景気のきびしいいまの世の中で、ご家族がそうした目標を実現するためには、まず足元の生活をしっかり見直し整理をすることが大切なのです。
これからの時代は生きていくために日本中がみんな必死ですから、そのようなアドバイスを、ファイナンシャル・プランナーに頼ってくるお客様は確実にふえていくでしょう。 ごく一般的なご家族にとってこそ、ファイナンシャル・プランナーは「お金のアドバイザー」として、今後ますます欠かせない存在なのです。