金融業界で働く人もたくさん受験する国家資格。 それでも合格率は35%程度でしかありません
ファイナンシャル・プランナーの試験を受ける前に、合格率は気になるところだと思います。 ここではまず日本FP協会が実施している、2級FP技能士検定のここ1~2年の試験結果から見てみましょう。学科試験
| 実施月 | 受検者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2009年5月 | 15,683 | 3,992 | 25.45% |
| 2008年9月 | 18,212 | 4,752 | 26.09% |
| 2008年9月 | 17,197 | 6,696 | 38.94% |
| 2008年5月 | 16,185 | 6,633 | 40.98% |
| 2008年1月 | 21,644 | 8,403 | 38.82% |
実技試験
| 実施月 | 受検者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2009年5月 | 15,315 | 6,564 | 42.86% |
| 2009年1月 | 18,724 | 5,829 | 31.13% |
| 2008年9月 | 17,128 | 5,827 | 34.02% |
| 2008年5月 | 15,600 | 5,456 | 34.97% |
| 2008年1月 | 17,623 | 5,020 | 28.49% |
ちなみに過去1回分だけになりますが、他の国家資格試験の試験結果は以下の通りです。
| 試験名称 | 受検者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 社会保険労務士 2008年度 | 47,568 | 3,574 | 7.5% |
| 行政書士 2008年度 | 63,907 | 4,133 | 6.47% |
| 2級簿記 2008年度6月 | 50,573 | 15,830 | 31.3% |
| 宅建取引主任者 2008年度 | 209,415 | 33,946 | 16.2% |
これらのデータから、2級FP技能士検定は学科・実技試験の両方とも、おおよそ35%程度の合格率で推移していることがわかります。
この数字は一見すると、他の国家資格の合格率と比べてみると断トツに高いようにも見えます。 それでは、2級FP技能士検定は易しい試験と考えてよいのでしょうか?
もちろんそんなことはありません! 高い合格率だけを見て安易な準備で受験をしても、決して合格はできないと心得ていてください。
というのも、2級FP技能士検定の受験者のなかには、銀行の行員や保険会社の社員など、金融業界で現役社員として働いている人たちもたくさん含まれているからです。
金融商品や税金、あるいは相続などのことがらについて、すでにある程度知っているはずの人たちが試験勉強をして受けているのに、合格するのは3人に1人。 そう考えますと決して、誰にでも受かるという性質の試験ではないことがわかると思います。
特に実技試験では、路線値図をもとに相続税評価額を割り出す設問や、仮定された家族のキャッシュフローについての出題が数多くあります。 こうした出題は、基礎的な知識をもとに、図表やグラフを読み取りながら計算する練習をしていないと一問たりとも正解はできないと思っていた方がよいでしょう。
しかし2級FP技能士検定は、しっかりと勉強をして臨めば、決して受からない試験でないことも確かです。 保険や税金などは誰にとっても身近なことがらです。 覚えようとする強い意志さえあれば、誰にでも合格ラインの知識を身につけることは可能です。
要するにきちんと準備ができているかどうかです。 諦めずに頑張り続けられる人なら、必ず合格できるはずです。